Wednesday, July 26, 2017

公募しています。

東京大学 河川・流域環境研究室および地球観測データ統融合連携研究機構では、"特任講師または特任助教"、"特任研究員"をそれぞれ1名づつ募集しています(9/12〆切)。公募の詳細については、以下のリンク先を御覧ください。

■ 河川・流域環境研究室  "特任講師または特任助教" 1名
 http://www.t.u-tokyo.ac.jp/shared/data/setrcr_201707181148110007780259_354446.pdf

■ 地球観測データ統融合連携研究機構 "特任研究員" 1名
 http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/media/2017-07/koubo_20170720_editoria.pdf

ご関係者の皆様へ広く周知していただけると幸甚です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
川崎

Tuesday, July 25, 2017

DIASシンポジウム2017「DIASを活用した社会課題の克服に向けて-防災・食料・エネルギー分野の取り組み-」

データ統合・解析システムDIAS(Data Integration and Analysis System)は、地球環境や社会経済データを収集・統合・解析し、気候変動や大規模自然災害等の地球環境課題の解決に貢献することを目指しています。本シンポジウムでは「防災」、「食料・食品・物流」、「エネルギー」の3つの分野を取り上げ、DIASを活用したアプリケーションの開発事例を紹介し、これらの分野に取り組む企業にも参加いただきながら、DIAS活用による課題克服の可能性を探ります。

日時:2017年7月31日(月) 13:30~18:30(13:00受付開始)
場所:東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール アクセス

なお、同日午前中に、第7回DIASメタデータ入力キャンプ、第1回DIASオープンサイエンスセミナーを併せて開催します。ぜひこちらもご参加ください。

参加申込
参加をご希望の方は、以下のフォームよりお申込みください(3つのイベントに共通です)。定員になり次第締め切らせていただきますので、お申込はお早めにお願いいたします。皆様のご参加をお待ちしております。
http://www.symp.jp/dias2017/

プログラム(予定)

基調講演「デジタライゼーションがもたらす社会のイノベーション」
喜連川 優 国立情報学研究所 所長/東京大学生産技術研究所 教授

DIASの全体概要及びビジネス展開に向けた今後の方向性
井上 準二 リモート・センシング技術センター 常務理事

分野別セッション
モデレータ: 本郷 尚 三井物産戦略研究所 シニア研究フェロー

「防災」、「食料・食品・物流」、「エネルギー」の分野毎に関わりのある方々に登壇いただき、課題克服の可能性を探っていきます。

ポスター展示 ~18:30(予定)
隣接する会場にてポスターを展示しますので、ぜひご覧ください。


Monday, July 24, 2017

Farewell Dr. Petra Koudelova

Hello everyone, this is Seemanta (サム).

Recently we had the farewell for our beloved colleague Petra-san. She joined our group (Kawasaki group) three years ago in 2014 as a Research Associate. Today she will be flying back to her home country (Czech Republic).

She has been a member of our laboratory (River and Environmental Engineering Laboratory -REEL) for almost 2 decades (1999-2017). She joined as a PhD student in 1999 and has been working with us after graduation.

Group photo after the lunch
One interesting fact, however, is that after almost 3 years, finally we were able to get our first group photo with every (currently active) member in it.

Later that night another farewell was organized from REEL members.

Petra-san received a nice bouquet from the three sensei
(Left to right: Kawasaki-sensei, Petra-san, Ikeuchi-sensei and Chibana-sensei)
Although she wont be here in Japan, we hope to work and collaborate with her remotely.

Finally on behalf of Kawasaki group, we wish you good luck for your future and we look forward to working with you again (or perhaps just meet you somewhere in this tiny world ☺).

Wednesday, July 19, 2017

Esri UC Day 2 [12 - 14 July, 2017]






こんにちは。Moizに代わってM2ヨネシンが後半部分について書いていきます。

12日

7月12日は8:30からのセッションでMoizが発表を行いました。
教室よりもやや大きい部屋が会場でした。これぐらいの部屋で無数のセッションが並行して開催されます。

Venue

Moizは降雪を考慮した水文解析と、それを基にした水力発電の建設適地分析について発表しました。
入念に準備していたこともあって、余裕をもって質問に答えていました。

Informative talk

ひと仕事終えた後はピザ屋で昼食としました。

Pizza
私の発表は翌日でしたが、一度心機一転を図るべく・・・

La Jolla beach
著名なラ・ホヤビーチにきました。
これぞカリフォルニア!!
Sea lions
Cliff

野生のアシカもいました。住んでみたいものです。


Mediterranean
夕食は地中海料理の店で買ったシシカバブを公園で食べました。ハラルビーフでMoizも満足していました。

13日

13日は私の発表の番でした。これまで経験した中で最も大きい会場でしたが、何とか乗り切りました。
Too big room


カンファレンスも4日目になるといよいよ閉会のムードが漂い始め、セッションも少なくなります。
そこで我々が向かったのが、San Diego State University。

ここで我々と近い研究を行っている研究室を訪問し、簡単な意見交換を行いました。
Dr. Trent Biggs教授は土地利用や気候変動と水循環に関する分野に明るく、刺激的なコメントをもらえました。









Dr.Biggs and Moiz




ちなみに学生部屋はこんな感じでした。
Innovative
ここでは2~3人単位で一つの部屋をシェアしていました。

そして、夜にはBalboa parkという所に移動し、カンファレンスのクライマックスでもあるパーティに参加しました。飲み物は有料でしたが、無料の食べ物と色々なイベントが催されていました。

Exciting
音楽・ダンスのステージのほか、博物館・美術館までも貸切り、パーティ会場になっていました。ここに一番お金がかかっているのでは

14日

14日はいよいよカンファレンスの最終日でした。昼ごろ我々はLAに戻りました。
そこで訪れたのがこちら。

Main library
Moiz vs Grizzly
University of California, Los Angeles!
いわゆるUCLAですね。

さて、こちらでも研究室訪問を行いました。
The Land Surface Hydrology Research GroupのDennis Lettenmaier教授は不在でしたが、博士学生のCaoさんが応対してくれました。土地利用やリモートセンシングに関する有益な情報をシェアしていただきました。

with Ms.Cao
アメリカのハイレベルな大学の雰囲気を感じることができ、有益でした。

この日にMoizは帰国し、残りの数日は私が単独で行動することとなりました。
それではまた次の記事で!



Saturday, July 15, 2017

Esri UC Day 1 [10 - 11 July, 2017]

Hi everyone this is Abdul Moiz again.

The first day of the conference me and Yonhara-san, both woke up early to get a good place in the Plenary Session of the conference, which is one of the primary attractions of the conference.


Me and Yonehara-san  ready for the conference
Although it was pretty crowded at the Plenary Session, we were able to get a good seat. This year almost 16,000 people attended.

Plenary Session

The founder and president of Esri, Jack Dangermong, inaugurated the session, taking us on a journey from what GIS was in the past and how long we've come. The theme of the conference this year was 'The Science of Where'.

The theme of the conference



The next day we went to the Presentation Resource Center to prepare for our presentation and I also gave a practice presentation to professional Esri experts and got feedback which was very helpful.

We ate Fish Tacos for lunch on the terrace of the convention center overlooking the harbor.

Fish Tacos

View of the harbor

Later we went to the Esri Expo, where a number of companies were advertising their latest products.
Esri UC Expo

Association of American Geography


Sustainable development goals were also the prime focus of many companies this year.



One of the most interesting things I found was that Microsoft Office had integrated ArcGIS with it. Now it's possible to make simple maps using only excel and ArcGIS online.

In the evening, me and Yonehara-san, went to the party hosted by Esri Japan. I am very thankful to Esri Japan for their hospitality.

ESRI User Conference Day 0 [8-9 July, 2017]

Hi all,

This is Abdul Moiz, M2 student from Kawasaki Research Group. Today, I would like to write about my experience participating in the Esri (Environment Systems Research Institute) User Conference 2017, one of the largest platforms for presenting research & development related to GIS (Geographic Information Systems).

Crossing the West Coast
I left Japan on 8th July and arrived on the same day in Los Angeles, U.S. because of the international date line, so it was a very long day for me. Coincidentally, I met my middle school friend over there, who was studying at the University of Southern California (USC). We met after almost 10 years, and my friend was kind enough to give me a tour of their campus.

The mascot of USC
Their campus was pretty huge and had a more historic feel to it. However, due to summer vacations, there were not a lot of people on campus at the moment. The general library looked like something out of a Harry Potter movie.

General Library at USC
I found the flags of both Pakistan and Japan over there, among many other countries.


About 45% of the students were international in this university.

In the evening my friend took me to the San Monica Pier which also has a very nice beach next to it.

Santa Monica Pier

Santa Monica Beach
The next day I woke up early and took the Amtrak train from Union Station in Los Angeles to  Santa Fe Depot in San Diego.

Union Station, Los Angeles

Santa Fe Depot, San Diego
San Diego had a much nicer weather than Los Angeles. The Esri UC was supposed to be held at the San Diego Convention Center which was right next to the harbor.

San Diego Convention Center

I went to the convention center to collect my badge in advance and found the signs of Esri all over the convention center.

At the Convention Center

I also attended the orientation sessions for new participants so as to get the most out the conference in the next few days.

Orientation Session for new participants
Finally, I went back to my hostel which located in the Gaslamp Quarter, one of the most popular places in San Diego.

Gaslamp Quarter, San Diego

Friday, July 7, 2017

WEB-DHM講習会


こんにちは。川崎グループM1の祐谷(ゆうや)です。苗字です。

 今回は、7/6()に行われたWEB-DHM講習会の模様についてお伝えします。
WEB-DHM(Water Energy Buget-Distributed Hydrological Model)は、われらが河川研究室の先生方によって開発された水文解析モデルです。本モデルによって、単純な水の物質収支だけでなく、流域内の土壌や植生、太陽からの短波放射、大気や地球からの長波放射、などなどそれはもう様々なエネルギー収支に関する物理現象を考慮することで、複雑な水循環の過程を再現することが可能になったそうです。

モデルの構造はとても複雑。入力データだけでもこれぐらいの種類があります。
 

しかし、正しく運用すれば強い威力を発揮します。日本国内の大きな河川であれば、ほんの少しのカリブレーションの作業だけで、流出過程をうまく再現することができる(河川研OBの吉村先生談)とのことで、これはとてもスゴイこと(らしい)です!

また、WEB-DHMは、独自に開発されたアルゴリズムによって、複雑で精緻な解析を短時間で行う力も備えています。
WEB-DHMの計算では、まず、解析範囲全体の河川流域を、いくつかのサブ領域に分割、 各サブ領域は、さらにFlow Intervalと呼ばれる領域に分割されます。

 
 
Flow intervalとは、サブ流域内で、「流達時間」が同じになる領域(セル)を統合して作られる領域です。(間違ってたらごめんなさい)
WEB-DHMでは、この他にもいろいろな水の流れのモデル化を行った後、このflow intervalを一番小さい計算格子にする考え方を用いることにより、解析の負荷が小さく、なおかつ精密な計算が行えるのです!

講習会のトリを務めたのは、川崎GMoiz。自身の研究でWEB-DHMを巧みに使いこなす、川崎Gのエース。パキスタンの水力発電開発シミュレーションに関するテーマで熱弁を奮います。



彼が用いるのは、WEB-DHMの進化系、WEB-DHM-S
Sは、snowの「S」。WEB-DHMに降雪、積雪、融雪の計算が組み込まれています。
雪が存在すると、地表面のアルベドの条件ががらっと変わったり、相変化に伴う熱交換、融雪のタイミングの問題、降水の地中への浸透の機構の変化など、これまた考慮すべき物理現象がたくさんあるそうです。


まだまだ較正が必要とのこと

今回は、3時間のみの講習で、WEB-DHMの概要や、応用例の紹介のみが行われる内容でした。実際に自分の手で解析を行えるようになるまではまだまだ長い道のりとなりそうです。うーん、遠いなあ。。。

今回の講習会では、他の研究所、大学に所属する普段お会いできない先生方にもお越しいただき、説明をして頂きました。WEB-DHMに関するもの以外でも、自分の研究に直結するようなテーマに関しても面白いお話を伺うことができ、とても刺激的な講習会になりました!
ありがとうございました!

祐谷

Monday, July 3, 2017

タイSATREPS: Area-BCM

今年度から「Area-BCM(地域型事業継続マネジメント):SATREPSプロジェクト(仮称)」@タイ王国(代表:名古屋工業大学・渡辺研司教授)にも参画させていただくことになりました。いきなり発足シンポジウムで(早っ!)、僕はミャンマーSATREPSの話題提供をすることになりました(タイの研究も結構やっていますが)。ご関心のある方は是非ともご参加ください!(参加費:無料)

官民連携による地域型BCM実現に向けた新プロジェクト
Area‐BCM:SATREPSプロジェクト発足シンポジウム

■ 日時:2017年7月14日(金)
    13:00~17:30 SATREPSプロジェクト発足シンポジウム
   (受付開始 12:30~)
    18:00~20:00 交流会
   (会場:ラックタイ 高輪店 東京都港区高輪3-25-29 B1F)

■会場: 品川フロントビル 会議室
    〒108-0075 東京都港区港南2-3-13
    http://shinagawafront.com/access/

■ 話題提供② SATREPS先行プロジェクト「ミャンマーの災害対応能力強化システムと産官学連携プラットフォームの構築」の概要と本プロジェクトへの示唆:東京大学社会基盤学専攻特任准教授 川崎昭如氏

■ イベントの詳細、お申込みはこちら。
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3175