Friday, May 26, 2017

国際シンポジウムご案内

『知識基盤経済下の途上国における高等教育国際協働事業に関するシンポジウム』

 東京大学 戦略的パートナーシップ(SGU)プログラムの一環として、ベトナム国家大学の学長、ヤンゴン工科大学の元学長などを招聘し、東京大学主催の標記シンポジウムを開催します。東京大学五神総長も登壇されます。
 僕はミャンマーSATREPS(水災害系)の概要を紹介させていただきます。奮ってご参加ください!

【開催目的・概要】
 新しい知識が新たな技術と価値を産み市場を創成するという知識基盤経済のもとでは、知識を創造する主体である人の育成が重要である。東京大学では海外の大学との「戦略的パートナーシップ大学プロジェクト」の一環として、途上国におけるリーディング大学に本学の機器分析化学の教育プログラムを提供する国際教育協力On-site Education Program on Analytical Chemistry OEPACを(社)日本分析機器工業会と産学連携で進めている。
 パートナー国とパートナー大学の発展と同時に、産業界にあっては現地事業展開の人材確保と人的ネットワーク構築、本学にあっては優秀な学生と若い研究者の発掘など、参加国・参画機関の全てにとって有益な国際高等教育の新しい枠組みを期待している。
 このシンポジウムでは、ベトナム国家大学ハノイ校、ヤンゴン工科大学、ベトナム関係官庁、我が国関係官庁、そして本学など、この取り組みの関係機関・関係者が集い、本事業のよりよい展開に向けて意見を交換する。

1.日時:2017年5月29日 13:00-16:00(懇親会:18:00-20:00)

2.場所:東京大学本郷キャンパス 工学部三号館6C06-07会議室

3.プログラム(予定含む)
(1) 開会挨拶1(東京大学総長)
(2) 開会挨拶2(日本分析機器工業会代表)
(3) 高等教育国際協働事業の活動紹介
  3-1) OEPAC (on-site education program on analytical chemistry)の紹介
3-1-1) 全体紹介(北森教授)
3-1-2) ベトナム国家大学の例(馬渡准教授)
3-1-3) ヤンゴン工科大学の例(川崎准教授)
3-1-4) 日本分析機器工業会の支援(代表)
  3-2) トルコの活動紹介(藤原教授)
(4) 東京大学の国際化活動紹介
  4-1) 東京大学全体の活動(羽田国際本部長または関村副本部長)
  4-2) 工学部/工学系研究科の活動(大久保工学部長/研究科長)
(5) 各国高等教育の現状
  5-1) ベトナム(MPI Director Nguyen Hoang Linh)
  5-2) ミャンマー(ヤンゴン工科大学前学長Prof. Mya Mya Oo)
    5-3) トルコ(12分、検討中)
  5-4) 日本
  5-4-1) 文部科学省(国際統括官)
5-4-2) 経済産業省(検討中)
5-4-3) 外務省(検討中)
(6) フリーディスカッション
パネリスト:東京大学五神総長、JAIMA代表、ベトナム国家大学Nguyen Van Noi学長、ヤンゴン工科大学Mya Mya Oo前学長、ベトナム企画投資省Linh部長、ほか数名、(モデレーター:藤原教授)
論点)①高等教育国際協働事業のあり方
   ②相手方からのニーズ
   ③産学協創
  目標)①途上国新興国戦略の重要性の共通認識
   ②大学の人材戦略、企業の国際事業展開の重要性の共通認識
   ③SATREPSの重要性の共通認識

(7) 閉会の挨拶(羽田国際本部長)





Thursday, May 25, 2017

川崎グループBBQパーティ

こんにちは、ヨネシンです。
本日は4月23日に開催されたBBQパーティについてご紹介します!
写真多めでいきます。

事前準備

我々がBBQするとなっては多少の工夫が必要です。そこで、前々日に数人で訪れたのは池袋。

まずは、パキスタン料理店マルハバにて夕食を食べました。

ブレるHaga君
マトンカレー、チキンカレー、シシカバブ、ビリヤ二、サモサ・・・などめちゃくちゃ注文しましたが、一人1600円ぐらいに収まりました。
インド料理店とは微妙に違う味がして美味しいです。勿論ビール等は置いていませんが。

その後、Moizに連れて行かれたのがこの怪しげな雑居ビル↓

香ばしいビル
看板などまったく置いていませんが、4Fにパキスタン食品専門店がありました!
スパイス、肉、茶などいろいろあります。

スパイスの香りが漂う
ここで、ハラルチキンを合計4.4kg購入。1パックで900円ほどでした。
業務スーパーやハナマサではもうちょっと安く買えるらしいですが。

冷凍ハラルチキン(ブラジル産)
これを家の冷蔵庫にてゆっくり解凍します!

当日

さて、本題です。
今回、BBQサイトとして選んだのは、多摩川緑地バーベキュー場!天候にも恵まれ、抜群のBBQ日和!

ニコタマの対岸
今回は川崎グループのいつもの人々に加え、グループOBの安藤君、ミカイ君、河川研からMaoさん、B4のS澤君、S田君・・・とさらに、川崎先生の2人のお子さんも交えた大所帯で開催されました。(男性13人女性1人)

修士以下の若手は早めに集合して下準備。

キャベツ切り
その後はひたすら焼いて食べました。

難なく火おこし
ホッケが一番美味かった
Seemantaさんもこの顔
焼きそばでシメる
最後にマシュマロを焼きながら集合写真!




グループとして研究以外で集まることは多くはないので貴重な時間でした。


それではまた!













Thursday, May 18, 2017

寄付講座 最終報告会

東京大学 水循環データ統融合の展開学(日本工営)寄付講座 
最終報告会「社会的利益の創出努力を踏まえたさらなる展開に向けて」

 気候の変化や人間活動由来の諸問題によって人間安全保障が脅かされる昨今、持続可能な開発と災害リスクの軽減を目指す国際的取り組みが進められています。日本工営株式会社のご支援を得て、2014年東京大学大学院工学系研究科に設置された寄付講座「水循環データ統融合の展開学(日本工営)」では、水循環分野を対象に、我が国が世界に先駆けて開発してきた「データ統合・解析システム(DIAS)」を用いて分野間連携の学術的基盤を確立し、様々なステークホルダーとの対話を活性化させ、経験や知識、アイデアを相互に交換し、協働を促進し、新たな公共的利益の創出する努力を重ねてきました。またその実現のために、DIAS の概念を整理し広報活動を展開するための基礎を築き、人材教育プログラムを開発し、国際的な合意形成においても主導的役割を担ってきました。

 本報告会では、斯界の先駆者で DIAS 開発リーダでもある喜連川優教授をお招きしてデータサイエンスの最新の動向を共有し、3年間の寄付講座活動の成果を報告するとともに、今後の展開計画を紹介します。

日時:2017年5月31日(水) 15:30-17:50
場所:東京大学 工学部一号館 15 号教室

15:30 -15:50  開式挨拶  
     東京大学 大学院工学系研究科長 大久保 達也
     東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻長 加藤 浩徳
     日本工営株式会社 取締役会長 廣瀬 典昭
     文部科学省 研究開発局環境エネルギー課
          環境科学技術推進官 樋口 晋一

15:50-15:55  記念写真 

15:55-16:55 寄付講座活動報告
 「データ統融合の展開に向けてのDIAS概念整理と広報」
 「DIASによる統合的水文研究とその国際展開」
 「DIASによる国際開発協力研究」
 「DIASによる教育プログラムの開発」
 「データ科学からの防災・減災における国際的協調への貢献」
       水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)
        センター長 小池 俊雄
      東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授 川崎 昭如

16:55-17:05  休憩 

17:05-17:35  基調講演 
 「ソーシャル・ビッグデータとITの新潮流:地球環境プラットフォームの未来」 
       国立情報学研究所 所長/
       東京大学 生産技術研究所 教授 喜連川 優

17:35-17:45 今後の展開について
          東京大学 大学院工学系研究科 教授 池内 幸司
17:45-17:50 閉会挨拶

18:00-19:00 懇親会(立食形式、2階16号教室)(会費:1,000円)

本報告会・懇親会への参加お申し込みは5月25日(木)までにメールにて、お願い致します。寄付講座 担当 藤田(fujita[あっと]hydra.t.u-tokyo.ac.jp)まで

プログラム【PDF】


Tuesday, May 9, 2017

Keynote presentation

I will give a keynote presentation about DIAS (Data Integration and Analysis System) at International Symposium on HYDROLOGY DELIVERS EARTH SYSTEM SCIENCES TO SOCIETY 4 on Thursday, 18th May.


For more information

HYDROLOGY DELIVERS EARTH SYSTEM SCIENCES TO SOCIETY 4, MAY 16 - 19, 2017, THE UNIVERSITY OF TOKYO, TOKYO, JAPAN
http://www.gewexevents.org/events/hesss4/program/

DIAS:

Kawasaki





Sunday, May 7, 2017

ヤンゴン空港での悲報

すみません、大げさな題名、ちっぽけな話です(笑)。

ヤンゴン空港での両替で、20,000チャット(約2,000円)を抜き取られました。両替の最中、違和感を感じましたが、機械でお札の枚数を集計していた上、(勤勉まじめな人が多いと信じられている)ミャンマーですので、渡された札束を受け取り、確認せずに両替所を立ち去りました。

その後も、なぜか違和感を拭いきれず、
お札を数え直したところ、10,000チャットが2枚足りませんでした!

両替の際に感じた違和感とは、お札の枚数の表示版は窓口上部にあるが、
集計機そのものはこちらからは見えない窓口下部にあったため、
機械でお札の枚数を数えた後、10,000チャット2枚を抜き取って、
こちらに渡したみたいです。

たかだか(?)2,000円ですし、確認しなかった自分が悪いのですが、
自分の中でミャンマーに対する過剰な信頼感と油断があったのも事実です。
他のアジアの国では、ほぼ確実に現金を確認しますが、
ミャンマーには50回以上来ていることもあり、もはや外国という意識もなく、
完全にが緊張感が失われていたとも言えます。

実は前回来たときも、ヤンゴン空港のトイレにアメニティーグッズを忘れてしまい、空港に問い合わせるも見つからず、その後のバゴーではコンタクト洗浄剤が売っていなかったため、数日に渡る山間部での機器設置の最中、全てメガネで過ごすことになりました。。。

ヤンゴンの街は来るたびに変化を遂げており、それに伴い現地の人々も変化しています。知らぬが仏だったかもしれませんが、いつまでもミャンマーに対するノスタルジックな想いを馳せていていた自分がいたのかもしれません。2,000円の授業料で、多くを学ばせてもらいました。


自分への戒め投稿になってしまいましたが、
完全に緊張の緩みきった(?)僕自身に対する警告と受け止め、
気を引き締めなおして、改めてミャンマーでの研究開発に挑み続けたいと思います!

両替後はその場で現金確認しましょ〜(笑)。
川崎

↓ 5/8の水位計設置のための準備に余念がないラルフさんと米原くん。フロート式の水位計設置にあたっては、水位検出器やリレー(電磁スイッチ) 、ロガー、モデム、バッテリー、警報ランプなどの機器を組合せて一連のシステムを構成します。出来あいのパッケージ製品をそのまま設置するだけでしたら楽ですが、実際は複数の会社で作られた多様な機器を配列して、配線も行う必要があり、それが一つ間違うと機器が動かなかったり、誤作動が生じます。
 水位計を扱うのは初めての経験であり、思うように動作しませんでしたが、クーラーの効かないヤンゴン工科大学の一室にて、ラルフさんと米原くんで夜遅くまで動作確認を行っており、彼らの努力には本当に頭が下がります。


機器の配列は下の感じ(こちらはバゴーに気象観測機器の例)。一見簡単そうに見えるが、なかなか複雑で手強いやつ。


Saturday, May 6, 2017

ミャンマー滞在3/4(ハガ)

ミンガラ-バ

修士1年になりましたハガです(このブログ上でバカという誤植があるそうです)。
ミャンマーから帰国して約1ヶ月ですが、まだこのシリーズは続きます。
今回は3月1日から3月11日までを扱います。

ですが...3月5日からは既に研究室の他の先輩方・同期が記事を書いてくれているので大幅に端折ります。


1日目ー3日目(3月5日ー3月7日)
4日目ー5日目(3月8日ー3月9日)
6日目ー7日目(3月10日ー3月11日)

ではそれ以外の項目について
3月1日ー3月2日
 3月2日から3日にかけての2日間はYTUの学生であるBo boと一緒にバゴー市内を踏査しました。僕は1泊しましたが、Bo boは忙しいので2日とも日帰りです。
 ヤンゴンーバゴー間はバスで1500チャットほどです。道中、彼は歴史にも造詣が深いということがわかり、彼にミャンマーの歴史を習いましたが複雑で全ては理解できませんでした。同じ地域内で民族が入れ替わるという、日本では1800年ほど?起きていない現象がしばしば生じてきてたことは、大陸部の歴史の一つの特徴でしょうか。

以下調査中の様子です。
大規模な洪水の際の浸水深を現地の方に尋ねてくれるBo bo
普通はこんなに水があがることはありません。

こういう道も通りました

土やゴミがたまり流下能力が落ちてしまっている水路

バゴーに泊まる際は、Hotel Aroma(現地の発音だとホテーエロマ)を利用することが多い川崎グループ。ですが今回他を試してみようとKanbawza Hinthar Hotelというホテルに泊まりました。Booking.comなどで是非一度調べてみてください。なかなかの宿です。
リゾート地のような雰囲気のホテル。コテージが並んでいます。

3月3日
熱を出しました。寝れば直ると思い寝ていましたが一向によくなりません。夜8時頃まで熱は上がる一方で、とうとう38℃を越してしまいました。翌日は大事な用事(後述)があったため、どうしても熱を下げなければなりません。
そこでとった方法は
長袖緑茶ける」
という方法です。幸い日本からもっていった緑茶のティーバックはまだまだ残っていたので、お湯を沸かし緑茶を飲むということを延々2時間ほど続けていました。この間めちゃくちゃ汗をかきました、というか、かかせました。すると...
 なんということでしょう!みるみる熱が下がるではありませんか!

おかげさまで日がかわる前に熱は去り、平熱の36度8分まで戻ってきました。

3月4日
先ほど延べた大事な用事とはYTU学生とのチャウタンへの小旅行です。チャウタンとはヤンゴンの南東側に位置する町で川の中州にあるパゴダで有名なところです。以下に地図を示します。

チャウタンに向かう途中、ミャンマー民族村に立ち寄りました。ミャンマーは実は多民族国家で最大民族のビルマ族以外にも多くの民族があります。ミャンマーに住む主要な民族の住宅様式や文化を紹介しているのが、この民族村です。テーマパークといってもよいでしょう。
道中よったミャンマー民族村での一コマ

チャウタンのパゴダ
小舟でわたります。

ミャンマー滞在中、YTUの学生には本当にお世話になりました。試験などで忙しいなか、このように旅行へも誘ってももらいとても良い思い出になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。

次で滞在期も最後になります。帰国から1ヶ月以上過ぎているので、早く完成させねば。



Wednesday, May 3, 2017

大学院入試説明会WEB申し込み受付中!

 社会基盤学専攻大学院入試説明会を下記の日時にて開催します。各指導教員グループ紹介のほか,教員との自由懇談の時間も設けます。受験希望者はぜひ参加してください。

  ■日時:2017年5月27日(土) 13:00~17:00(予定)
  ■場所:本郷キャンパス工学部1号館15講義室

*参加申し込みは、下記のオンライン申し込みページを通じて行ってください。
【説明会申し込みページ】https://park-ssl.itc.u-tokyo.ac.jp/civil/entry/index.php?r=/entry/default

*問合せ先:gs[at]civil.t.u-tokyo.ac.jp ([at]は@に変えて下さい)